大相撲夏場所14日目は25日、東京・両国国技館で行われ、東十両2枚目で小山市出身の貴源治(本名・上山賢、かみやまさとし)=千賀ノ浦部屋=が千秋楽を待たずに13勝1敗で初の十両優勝を決めた。本県出身力士の十両優勝は、1960年初場所で足利市出身の八染=春日野部屋=が優勝して以来59年ぶり。

 この日の土俵で貴源治は西十両8枚目の大翔丸=追手風部屋=に寄り切りで勝利。前日まで10勝3敗で追っていた東十両6枚目の琴勇輝=佐渡ケ嶽部屋=が直前に敗れていたため既に優勝は決まっていたが、落ち着いた取組で初の栄冠に花を添えた。24日には兄の貴ノ富士(本名・上山剛、かみやまつよし)=千賀ノ浦部屋=が7戦全勝で初の幕下優勝を決めており、長い大相撲の歴史でも珍しい双子の兄弟同場所優勝となった。

 22歳の貴源治は中学卒業後、貴ノ富士とともに角界入り。2013年春場所で初土俵を踏み、17年夏場所で新十両昇進を決めた。191センチ、172キロの体格を生かした突き押し相撲を得意とし、今場所は初日から10連勝し優勝争いを独走。11日目に琴勇輝に黒星を喫し史上6人目となる十両全勝優勝は逃したが、安定感を失わなかった。

 貴源治は来場所の幕内昇進がほぼ確実。新入幕となれば、本県出身力士としては02年夏場所の北勝力(旧黒羽町出身、現谷川親方)=八角部屋=以来、17年ぶりとなる。

【電子号外】貴源治が十両初優勝 大相撲夏場所(5月25日)