町ボランティアセンター「きらり館」で開かれた子ども食堂

 【野木】町民有志でつくるボランティア団体「地域食堂ほっとステーション」が本年度から、町内初の子ども食堂を始めた。毎月1回、毎回約30人が利用し評判も上々。同団体代表の友沼、小関良枝(こせきよしえ)さん(73)は「毎回来てくれる親子も増えるなど認知度が上がってきた。子どもから大人まで、気軽に集まれるようになればいい」と世代を超えた憩いの場になることを願っている。

 小関さんは元中学校教諭で、町の人権擁護委員を務める。その縁で参加したフォーラムで子ども食堂を運営する人の講演を聞く機会があり、「私もやってみたい」と開設を発案。学校現場にいた頃から夏休みなどを独りぼっちで過ごす生徒の姿を目にすることがあり「子どもたちが普段知り合えないような人と新しい人間関係を築ける場をつくりたかった」と振り返る。

 小関さんの思いに賛同した仲間もすぐに集まり、4月には同団体を立ち上げた。現在は県の補助金などを活用しながら、約10人のメンバーが食材の調達や提供する料理の調理、会場の準備などを行っている。

 9月下旬には町ボランティアセンター「きらり館」に地元の小学生など31人が参加。テーブルにはカレーやサラダ、キュウリの漬物が並んだ。2人の息子と訪れた丸林、会社員原田里美(はらださとみ)さん(36)は「自分も仕事をしているので、こういう食堂があると子どもと過ごす時間が増えるのでありがたい。ママ友達もでき、悩み相談などもできる」と話した。

 小関さんはこれまでの活動に手応えを感じており、「今後は毎月の開催日数を増やすことも検討したい」と話している。

 子ども食堂は原則、毎月第3金曜の午後5時~7時半ごろに同館で開かれている。町内に在住または在勤している人が対象で、利用料は小学生100円、中・高校生200円、大人300円。