テレビと新聞が同じ出来事を取り上げることはよくあります。自然災害や凶悪事件、オリンピック出場選手を選考する試合の結果など、多くの人に影響があったり、世間の関心が高かったりするテーマであれば、報道が重なるのはなおのことです。
今回はこうした共通点に注目し、新聞記事をニュースキャスター用の原稿に書き換える学習にチャレンジしてみましょう。
まずは新聞記事から気になる記事を探します。例えば2月2日付下野新聞の1面には那須塩原市のスッカン沢にお目見えした「巨大なつらら」の記事=写真=が載っていました。これをテレビのニュースキャスターが読むような原稿に書き換えます。
新聞は文末が「だ、である」ですが、キャスターは「です、ます調」でニュースを伝えています。書き言葉と話し言葉の違いを意識しながら、新聞記事を書き出してください。
原稿ができたら“オンエア”です。キャスターになったつもりでみんなの前で読んでみましょう。解説者のようにニュースに対する自分の考え、コメントも最後に付け加えてください。
聞き手は耳から聞くだけでは分かりにくかった言葉や感想を、発表者に伝えます。別の言葉に置き換える工夫や、相手を意識した話し方が身に付くでしょう。
[写真説明]那須塩原市のスッカン沢にお目見えした「巨大なつらら」