-これまでで印象に残っているレースは。
「どのレースも鮮明に覚えている。特にこれとは選べない。小学生の時に初めて出た全国大会も覚えているし、高校2年生の時の代表選考会の風邪で出られなかった前日のウオーミングアップの様子も覚えている。いいことも悪いことも、どの泳ぎもどんな練習も、本当に一つ一つ思い出せる」
-萩野公介の競泳人生とは。
「現役をしている間は、もっと格好良く終わる予定だったが、予定は未定だったなと。ただ、僕自身全力で自分の弱い部分もさらけ出しながら、『最終的には萩野公介ってこういう人間だ』ということを泳ぎながら表現していたところもある。速いだけじゃなくて、別のものを自分の中で泳ぎ求めていたので、すごく自分の中では格好いい競泳人生だったなと思う」
-今後について具体的に決まっていることは。
「まずは少し休んで、いろいろなことに興味があるし、何が得意か不得意か定かでない部分もあるので、いろいろなことにチャレンジしてまた第二の人生を頑張っていきたい」
-栃木で何か活動する予定は。
「今のところ決まっているものはないが、地元の栃木にも何か貢献できるものがあれば全力でやりたい」
-地元の皆さんへメッセージを。
「栃木で生まれ育ち、栃木を出てもたくさんの栃木の方に応援していただいたので、本当に感謝しかない。ありがとうございました」
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