認証取得について市職員(右)の説明を受ける「塩の湯温泉 蓮月」の川嶋総支配人

 新型コロナウイルスの感染対策を徹底した旅館・ホテルにお墨付きを与える那須塩原市の認証制度は、昨年4月の申請受け付け開始から1年4カ月が経過した。8月末時点で認証を受けた施設は15軒で、市内各地区の旅館組合に加盟している施設計87軒の約17%。首都圏からの誘客促進に向け、制度の認知度向上を目指す市は「年内に認証取得率3割を超えたい」と目標を掲げている。

 制度は宿泊客に対する安心の「見える化」を進め、認証施設の利用を促すことが目的。専門的な講習を受けた市職員が現場で取り組み状況を確認し、弁護士や医師らの専門家7人でつくる取組認証委員会の検証を基に市が認証する。