【上三川】全身に痛みが走る原因不明の病にかかりながら、給食の時間を使って番組を放送している上三川小の学校支援ボランティア波多野(はたの)とし子(こ)さん(76)の校内放送が開始から3年目を迎えた。毎週木曜に15分間、ウクレレを片手に前校長で教諭の渡辺恭子(わたなべきょうこ)さん(60)と繰り広げる息の合った掛け合いは子どもたちに大人気だ。「DJハタノ」と呼ばれ、親しまれている波多野さんは「コロナ禍の子どもたちが元気になってくれれば。ファンレターが一番の薬です」と笑顔を見せる。
波多野さんは5年前から、同校で設立された学校運営協議会の支援ボランティアとして児童にパステル画の指導や読み聞かせなどを行ってきた。2年前に新型コロナウイルス禍となり活動ができなくなったことから、当時校長だった渡辺さんから「校内放送を使っては」と提案され、2人で掛け合いの番組を始めた。
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