宇都宮地方気象台は18日午前６時15分、「台風第14号に関する栃木県気象情報」を発表した。県内では19日から20日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に、20日は強風に注意・警戒するよう呼びかけている。

　気象台によると、大型で非常に強い台風第14号は、18日午前５時には屋久島の南南東約180キロにあって、１時間におよそ20キロの速さで北北西へ進んでいる。20日にかけて本州付近を北東へ進む見込みで、県内は20日にかけて台風の影響を受けるという。

　県内は18日昼前から20日にかけて断続的に雨となり、19日から20日にかけて大雨となる恐れがある。台風の勢力や進路によっては、警報級の大雨となる可能性もある。18日昼前から20日にかけて大気の状態が不安定となるため、落雷、突風、降ひょうにも注意が必要という。19日昼過ぎからは風が強まる見込みで、20日は暴風となる可能性がある。

　県内で18日に予想される１時間降水量は、多いところで40ミリ。19日午前６時までの24時間に予想される降水量は、いずれも多いところで北部120ミリ、南部100ミリの見込み。