【栃木】東京五輪スポーツクライミング代表となったプロクライマーの楢崎智亜(ならさきともあ)さん(26)と、弟の明智(めいち)さん(23)=共に宇都宮市出身=によるトークショーが18日、入舟町のキョクトウとちぎ蔵の街楽習館で開かれ、県内外の小中学生60人が参加した。
官民連携のまちづくり組織「ウズマクリエイティブ」が主催。本来はクライミング体験の予定だったが、降雨のため変更された。
智亜さんは、参加者から「オリンピックに出るためには」と質問を受け、「世界一になるという目標を変えずに失敗と成功を繰り返すべきだ」と語った。明智さんは「子どもの頃は登れた時の達成感や遊び感覚で挑むのが楽しかった」と、クライミングの楽しさについて話した。
トークの合間には自宅でできるストレッチを実演。子どもたちの練習の悩みにも真剣に向き合い、智亜さんは「自分より上手な選手をよく見て、違いを比べるとよい」とアドバイスしていた。