【茂木】日本大生物資源科学部の学生が18、19の両日、町職員の協力で「もてぎ放牧黒毛和牛」を使った「もてぎの和牛フェスタ」を道の駅もてぎで開催。ブランドの認知度向上に一役買った。
同学部食品ビジネス学科食品企業組織論研究室(佐藤ゼミ)の学生が、「もてぎ放牧黒毛和牛」の生産や流通の現場を実地に調査してメニューを開発した。600円から900円でハンバーグ丼やローストビーフ丼など4種を特設売り場で販売し、2日間で計約200食を売り上げた。町職員の自主研修グループなどが研究に協力した。
開店前から列ができ両日とも2時間以内で完売する人気に、3年武藤(むとう)あゆみさん(21)は「こんなに人が来ると思わなかった。それだけ価値があると実感できた。メニューの商品化を期待したい」と話した。
「もてぎ放牧黒毛和牛」を巡る同ゼミの研究成果は、農業や食料などをテーマとする全国の大学生の研究を対象に、JAが協賛し実行委形式で11月に開催されるコンペティションで発表するという。