10月から提供する「栃木のブランドあゆ味マス」セット

 【大田原】アユの創作料理などを手がける前田のそば店「禅味一笑(ぜんみいっしょう)」が10月1日から、川魚や野菜などの地元の食材をふんだんに使ったセット料理「栃木のブランドあゆ味マス」を提供する。

 42年ぶりに本県で開かれる国体を機に、郷土が誇る味を県内外に広く発信しようとメニューを考案した。県特産のヤシオマスや那珂川のアユ、地元産の採れたて野菜をそれぞれに使っているのが特徴だ。

 セットのメインは旧黒羽藩主の大関(おおぜき)家にゆかりがある「元祖だんご汁」。マスやアユをそれぞれ小麦粉で練り込んだ団子をみそ、しょうゆ、塩の週替わりの味で提供する。マスとアユのおにぎり1個ずつ、ミニコロッケと卵焼き、小鉢とデザートが付いて1200円。だんご汁は単品400円でも提供する。

 店舗は国指定重要文化財の大雄寺(だいおうじ)の門前にある。店主の清矢彰(せいやあきら)さん(65)は「国体で来た方を味でもてなし、大田原を少しでも楽しんでもらえれば」と話している。

 月、火曜定休。午前11時~午後4時(夜間は予約で対応可)。(問)同店0287・54・4454。