神保さん(右)と車いすバスケを楽しむ児童ら

車いすバスケを楽しむ児童ら

神保さん(右)と車いすバスケを楽しむ児童ら 車いすバスケを楽しむ児童ら

 【大田原】パラアスリートとの交流を通して、夢や目標を持つことの大切さなどを学ぶ体験型出前授業「あすチャレ!スクール」がこのほど川西小で開かれ、4〜6年生約80人が車いすバスケットボールを楽しんだ。

 同スクールは2016年から日本財団パラスポーツサポートセンターが全国で開いている。同校では初開催で、1992年のバルセロナから4大会連続でパラリンピックに出場した東京都出身の神保康広(じんぼやすひろ)さん(52)が講師を務めた。

 児童たちは競技用車いすの特徴や操作方法、ルールを学んだ後、車いすバスケを体験。紅白戦に臨んだ各学年の代表10人は慣れない動きに苦戦しながらもドリブルやパスに挑戦し、シュートを決める児童もいた。

 神保さんは講話で半生を振り返り、「やってみることが一番大切」などとメッセージ。4年の松田航生(まつだこうせい)君(9)は「方向転換が難しかったが楽しかった。また挑戦してみたい」と話していた。