» 動画ページへ

清原地区市民センターで行われた清老連の歌の完成発表会

 【宇都宮】清原地区老人クラブ連絡協議会(清老連(せいろうれん))は、新型コロナウイルスの影響で交流の機会が減った仲間との絆を取り戻そうと、会員から歌詞を募り、オリジナルの歌を制作した。題して「いきいき元気 清老連」。清原地区市民センターでこのほど、完成発表会を開き、地元の合唱団が披露した。

 清老連は11の老人クラブで構成、約830人の会員がいる。ここ2年は、コロナ禍で活動が停滞してしまった。関口益男(せきぐちますお)会長(78)が役員と話し合い「集まれなくても、できることはないか」と発案したのが「清老連の歌」を作ることだった。「歌詞を募集すれば、会員に関心を持ってもらえる」と6月に募集。約20件の応募があった。

 選考の結果、清原台4丁目シニアクラブ所属の阿久津里子(あくつさとこ)さん(74)の歌詞を採用した。3番構成で、それぞれの歌い出しに「清い流れの鬼怒川沿い」「悠久の丘飛山城址(じょうし)」「この街走るLRT(次世代型路面電車)」と、清原の自然と歴史、未来を表す言葉を入れた。またグラウンドゴルフ、体育祭、歌声広場など会員が楽しんできた活動も盛り込み「仲間と集う清老連」と結んでいる。

 作曲は清老連の「歌声広場」の講師を務めるアコーディオン奏者三好創(みよしはじめ)さん(72)が担当。約3分15秒の軽快で明るいメロディーにまとめた。

 13日の完成発表会では、三好さんの伴奏で地元の合唱団「コールコスモス」が初披露。出席した関係者約40人が、マスクを付けたまま一緒に口ずさんだ。

 歌はCDに録音し、各クラブに配布した。コロナ禍で休止していた活動も徐々に再開しつつある。関口会長は「覚えやすい歌なので、催しの場でどんどん流してもらいたい」と期待している。