【大田原】大田原高の創立120周年記念式典が21日、同校体育館で行われ、在校生や教職員、学校関係者らが節目を祝った。
同校は1902年に県内5番目の中学校として開校し、48年に大田原高となった。「質素堅実」を校訓に県内有数の進学校として2万5千人余りの卒業生を輩出。勉学はもちろん85キロ強歩、寒稽古などの伝統行事にも力を入れている。
式辞で植木淳(うえきあつし)校長は「生徒諸君は文武両道にまい進し、自らの可能性を高めてほしい。そうすることが大高の歴史を引き継ぐ者に課せられた使命」と在校生を激励。生徒会長の2年佐藤元紀(さとうはるき)さん(17)は「大高で学んだ経験と知識を生かし、社会に役立つ人間になりたい」と決意を述べた。
式典前には全員で黙とうをささげ、2017年3月の那須雪崩事故で亡くなった生徒7人と教諭1人の冥福を祈った。