宇都宮市は21日、介護保険の高額介護サービス費の算定方法に誤りがあり、47人への給付が計46万109円不足していたと発表した。対象者には速やかにおわびの文書を送り、追加給付を行うとしている。
誤っていたのは、1カ月当たりの利用者負担額の合計が限度額を超えた場合に給付する額。市高齢福祉課によると、システムの設定が原因。介護保険制度が始まった2000年から今年7月まで、47人への給付が不足していた。不足額は1人当たり約100〜10万円だった。
他自治体での算定ミスを受け、厚生労働省が昨年12月、全国の自治体に確認を求めていた。