【宇都宮】ホテルニューイタヤ(大通り2丁目)は創業140周年を記念してオリジナル紅茶「宮‘s HISTORY」を開発した。ピーチとオレンジの優雅な香りが特徴で11月1日の「紅茶の日」から1階コーヒーラウンジで販売する。地域への感謝の思いも込め「紅茶の街・宇都宮」として地元をさらに盛り上げたいとしている。
宮‘s HISTORYは、紅茶発祥の地とされる中国の高級紅茶葉にビターオレンジピール、ローズやヒースの花を加え、ピーチとオレンジの香りを付けた。ピーチとオレンジの組み合わせは他に類を見ないという。優しく親しみが感じられる味で、地域と共に歩んできたイタヤを表現した。
猪瀬龍之介(いのせりゅうのすけ)取締役総支配人によると、紅茶の開発は社員の提案で始まった。曲師(まげし)町の紅茶専門店「Y‘s tea(ワイズティー)」の根本泰昌(ねもとやすまさ)代表(48)が協力し、構想から1年がかりで完成させた。
根本さんは全社員からイタヤや地域への思いなどをヒアリングし、そのイメージを紅茶に落とし込んだ。1ミリグラム単位で配合を調節し試飲会も重ねたという。イタヤの田嶋宏章(たじまひろあき)専務は「記念事業の目玉。社員一同、思いを込めて作ったことを知ってほしい」と話した。
コーヒーラウンジではカップ500円などで販売。11月1日の販売開始から注文した140人目に140周年記念料理コースとスイートルームの宿泊が贈られる。12月にはティーバッグも発売する予定。
(問)ホテルニューイタヤ028・635・5515。