認知症の疑いがある高齢者らを診察する県の「もの忘れ・認知症相談医(とちぎオレンジドクター)」。制度開始から5年以上が経過し、登録医は徐々に増えている。認知症は早い段階で対応すれば進行を遅らせることが可能なケースもあり、オレンジドクターへの期待は大きい。一方、その存在はまだ広く知られておらず、認知度向上が課題だ。
宇都宮市桜2丁目のさくらがおかクリニックの依田祐輔(よだゆうすけ)院長(55)は、2017年の制度開始当初にオレンジドクターへ登録。介護施設も運営しており、長く認知症の症状に悩む高齢者の診療に当たってきた。
県認知症対策推進会議の会長も務める依田院長によると、認知症は治療や手術によって症状が改善することがあるほか、早い段階であれば服薬などで進行を遅らせることが可能な場合もある。
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