前線から相手にプレッシャーをかけるブレックスの渡辺(左)と遠藤(右)。守備の堅実さを失わないことが勝利への絶対条件となる=23日のA東京戦より。

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスは26日、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮で千葉Jと対戦する。千葉Jは3連勝中で東地区首位。序盤戦とはいえ上位に水をあけられないためにも勝利が求められる。

 前節はA東京に75-77、57-60で連敗し通算成績は3勝5敗。2試合とも第1クオーター(Q)で好調な滑り出しを見せたが第4Qに逆転を許した。

 千葉Jの通算成績は6勝2敗。司令塔の富樫勇樹(とがしゆうき)を起点にした攻撃が最大の強みで1試合平均86・3得点はリーグ3位。新戦力の米国人フォワード、ヴィック・ローは身体能力にたけ、インサイドにはリバウンドでリーグ1位のジョン・ムーニーが君臨する。

 ジョン・パトリック新監督の下、守備でも激しさを見せており、前節は滋賀を2試合連続で60点以下に抑える会心のゲームを披露した。

 ブレックスとしては、A東京相手に見せた堅守を維持することが絶対条件。苦しい時間帯を全員で守り切り、守備からつくった流れを攻撃につなげて勝機を見いだしたい。