【矢板】登山者が増える秋の行楽期に合わせ、矢板署は27日、下伊佐野の山の駅たかはらや大間々台駐車場で山岳遭難防止の広報活動を行った。
同署山岳警備隊の4人が、高原山の登山者らに声をかけ、アドバイスが記されたチラシを配布。複数人での登山、登山届の提出、家族らへの行き先の報告、装備の徹底などを呼びかけた。
高原山では22日、登山中の夫婦が遭難し、県防災ヘリに救助される事案が発生した。常盤(ときわ)広樹(ひろき)隊長(42)は「事前の準備をしっかり行い、安全安心な登山を満喫してほしい」と話した。広報活動後には隊員が高原山に入り、山岳パトロールも行った。