【那須塩原】県立博物館と那須野が原博物館はこのほど、中塩原の箱の森プレイパークで「身近なきのこ観察会」を開催した。市内や那須町などの小学生とその保護者ら25人が参加した。
那須野が原博物館で開催中の企画展「きのこのロンド」の関連事業として開かれ、講師は県立博物館の山本航平(やまもとこうへい)研究員(33)が務めた。
参加者はキノコを探して園内の山林を散策。土の中に埋もれたスギの枝に自生する「スギエダタケ」や、かさ表面のまだら模様などが特徴の「ニンギョウタケモドキ」など30種以上が見つかった。小学生らは「生で食べても大丈夫か」などと積極的に質問し、山本さんが解説した。
父、妹と参加した那須町田代友愛小3年新井豪志(あらいごうし)君(9)は「自分では10種類くらい見つけた。初めて見たキノコも多かった」と話した。