6年ぶりの県予選敗退を喫し、うなだれる矢板中央イレブン=県グリーンスタジアム

 第101回全国高校サッカー選手権大会栃木大会第6日は5日、県グリーンスタジアムで準決勝2試合を行い、宇都宮短大付が5連覇中だった矢板中央を0-0、PK戦5-4で破り、2年ぶりに決勝へ進んだ。佐野日大は1-0で国学院栃木に勝った。決勝進出は2年連続。

 宇都宮短大付は0-0のまま延長戦を終え、PK戦では8人目までもつれ込む接戦。そこで宇都宮短大付のGK増田吏玖(ますだりく)が相手のシュートを3本を止めた。佐野日大は後半39分、MF成田栞(なりたかん)のシュートのこぼれ球をFW中埜信吾(なかのしんご)が押し込んだ。

 決勝は12日午後1時から同会場で行われる。

好機生かせず1点遠く 矢板中央

 敗戦を告げる笛の音がピッチに響く。矢板中央の6連覇への挑戦が終わった。遠かった1点-。高橋健二(たかはしけんじ)監督は「得点を取るチャンスが何度もあったが取り切れなかった」と無念の表情を浮かべた。