秋季県大会の準々決勝。完封リレーで締め、ガッツポーズする石橋の2番手藤巻=清原

 栃木県高野連は9日、来年3月18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会の21世紀枠の本県推薦校に石橋を選んだと発表した。選出は2年ぶり3度目。県高野連は推薦理由について「文武両道や地域貢献、障害予防に取り組みながら、近年好成績を収め続け、その活動が他校に良い影響を与えた」としている。

 石橋は秋季県大会で藤巻翔汰(ふじまきしょうた)、入江祥太(いりえしょうた)の両投手を中心とした堅守で勝ち上がった。準々決勝は上三川に3-0で勝ち、2年ぶりに4強入り。準優勝した2020年以来の関東大会出場が懸かった準決勝では青藍泰斗に1-6で敗れた。

 候補校は各都道府県から1校ずつ推薦。12月に全国9地区ごとに1校に絞られ、来年1月27日の選考委員会で出場3校が決まる。

 石橋は16、20年に21世紀枠の関東・東京地区候補となったが選ばれなかった。今回選ばれると春、夏通じて初の甲子園出場となる。本県からは21世紀枠で2006年の第78回大会に真岡工が出場している。