旧栃木町役場庁舎の歴史を紹介している企画展

旧栃木町役場庁舎の歴史を紹介している企画展

旧栃木町役場庁舎の歴史を紹介している企画展 旧栃木町役場庁舎の歴史を紹介している企画展

 栃木市入舟町の市文学館で、旧栃木町役場庁舎の歴史に焦点を当てた企画展「旧栃木町役場庁舎100年のあゆみ」が開かれている。来年3月19日まで。

 同庁舎は1921年に建てられ旧栃木町役場となった。37年の市制施行後は市役所庁舎として2014年まで使用された。

 築100年を超える木造洋風建造物で、17年に市指定文化財となった。19年3月から2年間にわたり大規模改修が行われ、文学館として生まれ変わった。

 企画展では、建築当初の写真や設計図など計50点を展示。庁舎の歴史を紹介している。明治、大正時代の地図や約100年前の庁舎落成を伝える新聞記事もあり、往年の様子を知ることができる。

 同館の石川達也(いしかわたつや)学芸員(41)は「厳選された展示資料を通して、市の財産である庁舎の歴史を感じてもらいたい」と話している。

 関連イベントとして、来年2月18日までの計5回、学芸員による展示解説が行われる。12月18日には、市内の歴史的建造物を巡るガイドツアー(申し込みは11月29日から)がある。