いよいよ20日に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会。われらが日本代表は強豪ぞろいの厳しいグループに入りましたが、世界を驚かせる躍進に期待したいですね。サッカー観戦の醍醐味(だいごみ)と言えば心を一つに勝利を願って応援すること。そこで今回は、日本代表戦が見られる街なかのスポットなどを調べてきました。
サッカーを中心としたスポーツバー「FC.BoltNut」(二荒町)では日本代表全試合に加え、他国同士の対戦も放映する。日本代表戦は入場料2千円(ワンドリンク、スナック付き)での営業を予定している。
■前回大会は外国人も
2010年に開店して以来、毎回W杯を放映してきた。外国人客も多く訪れ大変なにぎわいだったという。大のサッカーフリークでもある植村徹(うえむらとおる)代表(57)は「サッカーに力を入れてきた自負がある。店内にはユニホームも飾ってあり、特別な雰囲気を味わってもらえるのでは」と話していた。
英国風パブ「ライオンズヘッド西口店」(池上町)も日本代表戦を全試合放映する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年ほど休業し、6月に営業を再開したばかりだ。
観戦は本場英国スタイルで楽しもう。たるで仕入れたアイルランド産ビール「ギネス」(1パイント・1020円)を片手に「フィッシュ&チップス」(レギュラー・950円)をつまめば盛り上がること間違いなし。初戦の対戦国・ドイツ産ビール「エルディンガー」(1パイント・970円)もお薦めだ。
島田宗馬(しまだかずま)店長(33)は「パブリックなスタイルなので、思い切り楽しんでほしい」。W杯限定メニューの販売も予定しているそうだ。
■2カ月前から予約も
4月にオープンしたスポーツバー「バッファローキング」(馬場通り3丁目)は日本代表の対ドイツ、コスタリカ戦を放映する。スペイン戦については検討中だという。
店内には音響にもこだわった100インチの大型スクリーンが設置され、現地さながらの臨場感を楽しめる。観戦のお供には同店オリジナルの「バッファローチキン」(1ピース110円から)と12種類のクラフトビールを。森田成美(もりたなるみ)店長(21)は「2カ月前から予約が入っている。初めてのW杯はお客さんでにぎわうはず」と開幕を心待ちにしていた。
自宅で観戦予定の人も多いだろう。第3戦の対戦国・スペイン産のお薦めワインを吉川酒店(西1丁目)で聞いた。「盛り上がるならスパークリングの『セグラヴューダス』(1760円)が一押し」と吉川茂男(よしかわしげお)社長(74)。赤の「テンプラニーリョドラゴン」(1320円)や白の「ガバルダ」(1210円)も手頃な価格で食事にも合わせやすいそうだ。
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何を隠そう、記者は某Jリーグチームのサポーター。4年に1度のこの時ばかりは、オレンジからサムライブルーに着替えて全力で応援します。