うどんとそばの合盛り

店内で笑顔を見せる田島会長

うどんとそばの合盛り 店内で笑顔を見せる田島会長

 栃木市営公園「つがの里」にある農村レストラン。お薦めは「うどんとそばの合盛り」(700円)だ。「藤糸(ふじいと)うどん」と呼ばれるうどんは、日光開山の祖で幼少期を都賀地区で過ごしたとされる勝道上人(しょうどうしょうにん)の幼名「藤糸」から命名された。県産小麦を使った手打ちで細麺ながら、こしがある。

 そばは地元産のそば粉を使用。そば打ち専門のスタッフが毎日、店内で作っている。つゆはしょうゆや砂糖がベースのかえしに、昆布などで取っただしを加える。うどん、そばの両方に合う味付けになっている。

 付け合わせは地元農家から仕入れたニラを使った「かきあげ」(100円)が人気。葉と、食感の良い根本の部分を一緒に揚げ、さくさくした食感とニラの香りを楽しめる。

 レストランは、都賀地区の食材を観光客に味わってもらうため、30年ほど前にオープンした。地元の主婦らでつくる「桔梗(ききょう)会」が運営しており、地産地消にこだわってきた。

 同会の田島富美子(たじまふみこ)会長(62)は「いつ来ても変わらない味を提供し、地元愛にあふれたお店にしていきたい」と話している。

 近日中に新そばの提供が始まる予定という。

 ▼メモ 栃木市都賀町臼久保325。午前11時半~午後2時。月、火曜定休。(問)0282・92・0008。