新型コロナウイルスの影響で2年連続中止となっていた宇都宮市上河内地区の「羽黒山梵天(ぼんてん)まつり」が19日、同市今里町の羽黒山神社周辺で3年ぶりに行われた。
江戸時代から続くとされる五穀豊穣(ほうじょう)などを願う伝統行事。長さ約15メートルの竹ざおに付いた梵天を地元の担ぎ手が大きく上下させながら練り歩き、羽黒山山頂の同神社に奉納した。
この日は絶好の秋晴れに恵まれ、大勢の見物客が来場。「ホイサ、ホイサ」の勇壮な掛け声で白と紫の2本の梵天が宙に舞い上がると、熱心に写真に収める姿も見られた。
さくら市、高斎祥孝(たかさいよしたか)さん(35)は「初めて見た4歳の長男も梵天の大きさに興奮しているようでした」と話した。