女子プロゴルフツアーの大王製紙エリエール・レディース最終日は20日、愛媛県のエリエールゴルフクラブ松山で行われ、宇都宮市の藤田(ふじた)さいき(36)が2011年の富士通レディース以来となる11年ぶりの通算6勝目を挙げた。
賞金女王に2度輝いている鈴木愛(すずきあい)との一騎打ちとなった優勝争い。藤田は難易度の高い5番パー4で最初のバーディーを奪って勢いに乗った。ボギーなしと最後まで安定感が光り、1打差で競り勝った。
11年35日ぶりの優勝は10月の三菱電機レディースを11年189日ぶりに制した金田久美子(かねだくみこ)に次ぐ記録。また通算21アンダー263ストロークは、4日間(パー71)でのツアー最少記録となった。
ウイニングパットを決めた藤田は感涙にむせび「この(優勝の)瞬間を夢見て、諦めないで続けてきた。この瞬間を味わえてよかった」と優勝スピーチした。
TBC学院出。06年プロテスト合格。同年のプロミス・レディースで初優勝。