宇都宮中央署からヘルメット着用推進モデル校を委嘱された宇都宮高の生徒ら=10月13日、宇都宮中央署

 ヘルメット着用を努力義務とした栃木県自転車条例が施行された4月から9月末までの半年間、県内の交通事故で負傷した自転車運転者のヘルメット着用率は前年同期比で1.3ポイント増加したものの16.4%にとどまっていることが22日までに、県警のまとめで分かった。これまで着用の習慣が無く、着用時の見た目を気にすることなどが低調の要因とみられる。県警の担当者は「髪形の乱れや面倒臭さを理由にせず、命を守るために着用を」と呼びかけている。

 4月施行の条例ではヘルメットの着用や自転車の点検整備が努力義務として定められた。