宇都宮東署は29日、宇都宮市東宿郷2丁目の宇都宮宿郷郵便局で強盗対応訓練を行った。署員と局員計6人が訓練に参加し、日本郵便の職員十数人も見学した。
強盗訓練では、犯人役の警察官が窓口で人質を取って包丁を突き出し「金を出せ、俺は本気だ」などと現金を要求。局員は現金を用意すると同時に警察へ通報し、人質を刺して逃走した犯人役を追いかけた。
追跡に役立てるカラーボールの投球訓練と、架空請求詐欺防止の訓練も実施。詐欺防止訓練では、窓口で多額の現金を払い戻そうとする高齢者役に、局員が使途を尋ねるなどした。
菊地友絵(きくちともえ)局長(45)は「(事前に聞かされていなかった)負傷者への対応などに不足もあった。今後に役立てたい」と語った。