前節の群馬戦。延長5分、ブレックスの比江島(右)が同点に追い付く起死回生の3点シュートを決める=ブレックスアリーナ宇都宮

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスの第9節は3、4の両日、宇都宮市のブレックスアリーナ宇都宮で横浜BCと対戦する。中断明けは外国籍が1人少ない中で着実に白星を重ね5連勝。ホーム5連戦の締めくくりを勝ち切り、さらに自信を深めたい。

 前節は2度の延長の末に群馬に91-89で競り勝った。第1クオーター(Q)に16点、第3Qには一時17点差をつけられたが、エース比江島慎(ひえじままこと)の29得点の活躍などで挽回。延長も最後まで集中力を切らさず激闘を制した。

 横浜BCは通算6勝8敗で中地区4位。起点となる21歳の司令塔河村勇輝(かわむらゆうき)が1試合平均15・1得点、リーグトップの同9・6アシストと輝きを放っており、米国人センターのチャールズ・ジャクソンや中断明けから先発の座をつかんでいるキング開(かい)ら脇を固める選手も存在感を高めている。

 お互い中2日での対戦だが、ブレックスは前節で延長戦を戦っているだけに、コンディションをどれだけ戻しているかもポイントになりそうだ。ベンチメンバーも含め総力戦でぶつかりたい。