ファンとの記念撮影に応じるブリッツェンの阿部(右)

 自転車ロードレースの宇都宮ブリッツェンは3日、宇都宮市内でシーズンエンドパーティー・ジャパンサイクルリーグ(JCL)個人総合優勝祝賀会を開き、清水裕輔(しみずゆうすけ)監督と全10選手らが、会場に訪れた約200人のファンに今季の活動を報告した。JCLで自身初の個人総合優勝を成し遂げた小野寺玲(おのでられい)は「チームメートやファンの方の応援のおかげで走り切れた」と感謝を述べた。

 ブリッツェンは今季、小野寺がチームとして10年ぶりの個人総合優勝を達成。全12戦のJCLは第1戦のカンセキ真岡芳賀ロードレースを小野寺が制すなど、小野寺と主将の増田成幸(ますだなりゆき)で3勝をマーク。団体は総合3位につけた。

 パーティーでは選手らがサインや写真撮影に応じるなどし、ファンと交流。このほか、選手個々の今季の健闘とチームへの貢献をたたえる表彰や、退団セレモニーが行われた。

 今季限りで退団する増田は「ここまでさまざまなことを乗り越えてこられたのは、ファンや周りの支えがあったからこそ」と感謝。同じく退団する清水監督は「このチームでたくさん成長させてもらった。自信を持って次の挑戦につなげたい」と新天地での躍進を誓った。