大久保裕美氏

 日本維新の会県総支部事務局長で大学講師大久保裕美(おおくぼゆみ)氏(45)=宇都宮市栄町=は9日、県庁記者クラブで記者会見し、来春の県議選宇都宮市・上三川町選挙区(定数13)に維新公認で出馬することを正式表明した。維新が県議選に候補者を擁立するのは初めて。

 日光市出身の大久保氏は夏の参院選栃木選挙区に維新公認で出馬し、落選した。10月に東京都から宇都宮市に転居したという。中心市街地の空洞化対策や教育無償化などを県議選の重要政策に挙げ「街を歩いて皆さんの声を吸い上げて、県政に届ける政治家になる。栃木に新しい風を吹かせたい」と意欲を語った。

 会見には県総支部代表の井上英孝(いのうえひでたか)衆院議員が同席。「人材を鋭意発掘し栃木で党勢拡大を進めたい」と述べ、今後も統一地方選での擁立作業を進めるとした。