すしレストランチェーンの元気寿司(宇都宮市大通り2丁目、藤尾益雄(ふじおみつお)社長)は20日、同社の取締役執行役員法師人尚史(ほうしとたかし)前社長(54)と同大沢祐司(おおさわゆうじ)氏(50)が同日付で辞任したと発表した。理由は「一身上の都合」としている。
法師人氏の辞任によって生え抜きの取締役はいなくなり、同社の取締役は2人減の6人体制となる。
法師人氏は1987年に入社。経営畑を歩み、2013年代表取締役社長に就任した。一方、同社は店舗開発を巡る不適切な支出問題を受け、企業統治(ガバナンス)を強化するため、今年9月に経営体制を変更。法師人氏は社長から取締役執行役員となっていた。