ヨークベニマルが提案する一条中跡地の利活用イメージ(宇都宮市提供)

一条中跡地周辺の地図

ヨークベニマルが提案する一条中跡地の利活用イメージ(宇都宮市提供) 一条中跡地周辺の地図

 【宇都宮】佐藤栄一(さとうえいいち)市長は22日の定例記者会見で、2016年に移転した一条中跡地(一条1丁目)利活用事業の優先交渉権者をスーパーのヨークベニマル(福島県郡山市)に決定したと発表した。スーパーマーケットを核とした物販機能のほか、複数の交流室を配置した交流ゾーンなど公共的な空間を設け、住民参加型イベントなども想定している。25年5月の開業を目指す。

 跡地は国道119号に面した約1・9ヘクタールの市有地で、事業用借地権に基づき30年間、貸し付ける。同社から年間約5千万円の地代が市に支払われる。

 市は公募型プロポーザル方式で今年2月に事業者を募集。小売業、不動産業、サービス業など9者から事業内容や地代の提案があり、外部有識者を交えた選考委員会を経て、同社が最高得点となった。