いちごの生食パン

3代目の芝野さんと店内

いちごの生食パン 3代目の芝野さんと店内

 パンをカットすると、イチゴの風味が鼻を刺激する。頬張ると絶妙の甘さが後を引く。

 洋菓子店「Bread & Cookie SHIBANO(ブレッド・アンド・クッキー・シバノ)」の「いちごの生食パン」(1斤500円)。

 3代目の芝野侑輝(しばのゆうき)さん(28)は「酸味はあまり強くせず、パウダー状と生のイチゴを練り込んであり、蜂蜜などを独自に配合してある」と説明する。

 「耳が薄くて柔らかい生食パンで、オリジナル商品を作りたかった」。いちごの生食パンは3年前に誕生した。大学卒業後、都内のベーカリー修業時代に学んだノウハウを生かした。1日当たり最高で80斤ほど販売した人気商品。

 リピーターが多く、「贈り物でいただいて食べてみておいしかったから、私も知人にプレゼントしたい」などの客からの反応があり、口コミで広まった。

 日によって登場する「幻のフレンチトースト」(290円)や水曜限定の凝ったピザ(440円)なども目を引く。芝野さんは「ずっと変わらないパン店でなく、時代に合わせておいしい商品を提供し、日々進化していきたい」と話す。

 ▼メモ 真岡市久下田950。午前9時~午後6時。土日曜定休。(問)0285・74・0164。