バスクチーズケーキ

小川裕貴さん

バスクチーズケーキ 小川裕貴さん

 外はカリッ、中はトロッとした食感で、コーヒーとの相性も抜群の濃厚な「バスクチーズケーキ」。昨年9月にオープンしたカフェ「KLASSE ESPRESSO(クラスエスプレッソ)」で幅広い世代に人気のメニューだ。質感を大事にするため、高温かつ短時間で焼き上げている。

 ケーキなどは、パティシエの佐藤会莉(さとうえり)さんがほとんど1人で手作りしている。バスクチーズケーキのほか、旬のフルーツを使った「季節のタルト」など10種類前後が常時店頭に並ぶ。

 コーヒーも浅いりから深いりまで10種類以上を用意。焙煎(ばいせん)士でもある店長の小川裕貴(おがわゆうき)さん(31)が厳選したコーヒー豆で、客の好みを聞いて提案もしてくれる。

 大正時代に建てられたという金物店の蔵屋敷をリニューアルした店内には引き出しの多いタンスや天井の梁(はり)が残されており、歴史を感じさせる。

 「古き良きものを残し、新しい価値を付けることを意識した」と小川さん。作家とコラボレーションして店内をギャラリーのように使うことも検討中で、「文化を発信できる店にしていきたい」と意欲を見せている。

 ▼メモ バスクチーズケーキは495円▽大田原市中央1の2の14▽営業時間 午前10時~午後6時(ラストオーダー5時半)▽定休日 なし▽(問)0287・21・9546。