第101回全国高校サッカー選手権第3日は31日、東京・味の素フィールド西が丘ほかで2回戦16試合を行い、本県代表の佐野日大(6年ぶり9度目)は1-0で奈良育英(2年連続15度目)に競り勝った。後半ロスタイム、途中出場のFW中埜信吾(なかのしんご)が決勝点を決め、4強入りした前回に続いて初戦突破を果たした。
佐野日大は前半15分、MF向井俊貴(むかいしゅんき)のFKをFW大久保昇真(おおくぼしょうま)が頭で合わせたがゴールバーの上。その後も大久保を中心に再三の決定機をつくった。
後半は中埜を起点に攻勢を続けた。ロスタイム2分、敵陣左からのFKのこぼれ球を拾ったFWヒアゴン・フランシス・琉生(るい)のシュート性のパスをゴール前の中埜が右足で決めた。守備はDF大野結斗(おおのゆいと)らが相手のロングボールに対応し、相手の総シュート数を4に抑えた。
大会第4日は2日、各地で3回戦8試合を行う。佐野日大は午後0時5分から東京・駒沢陸上競技場で履正社(大阪)と戦う。