初のW杯に臨むサムライジャパンの(前列左から)永吉、大橋、大岡、小林(後列左から)高瀬GKコーチ、川村、加藤、落合=都内(日本協会提供)

 ホッケーのワールドカップ(W杯)が13日、インドで開幕する。2006年以来4大会ぶりの出場となる男子日本代表「サムライジャパン」の県勢はリーベ栃木所属と日光市出身の7人、スタッフにも1人が入った。世界の強豪への挑戦を前に「どれだけ通用するか楽しみ」「あとはやるだけ」と気持ちを高ぶらせて現地に乗り込んだ。

 W杯は29日まで17日間の日程で開催。過去最高の9位を超える8強入りを目標とする日本の1次リーグは、前回王者で東京五輪を制したベルギーやW杯優勝経験のあるドイツ、アジアの強国韓国と同組に入った。日本時間14日午後10時半から行われる1次リーグのドイツ戦が初陣となる。

 20人の「サムライ」をリードする県勢はDF大橋雅貴(おおはしまさき)(29)、MF落合大将(おちあいひろまさ)(28)=以上リーベ栃木、日光市出身のDF永吉拳(ながよしけん)(23)=天理大=の東京五輪組だ。10代も交じる平均24歳の若いチームだけに経験豊富な選手の存在は欠かせない。