街頭演説で支持を訴える立憲民主党の岡田幹事長=22日午後、JR宇都宮駅西口

 立憲民主党の岡田克也(おかだかつや)幹事長は22日、今春の統一地方選に向けた全国行脚の一環で来県した。JR宇都宮駅西口で街頭演説を行い、「近い将来、政権交代のある政治を目指すための第一歩が今年。力を与えていただきたい」と呼びかけた。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡り、岡田氏は「私たちが問題提起したからこそ、被害者救済法が実現した」と強調。23日からの通常国会については「国民の立場に立って議論を尽くし、野党第1党の責任を果たす」とし、防衛費増額や反撃能力の保有などに関して政府を追及する考えを示した。

 原発の新増設や運転期間延長など、岸田文雄(きしだふみお)首相が表明したエネルギー政策の大転換についても「原子力エネルギーは暴走したときに止めるすべがない。そのことを深く議論した形跡がない」と批判した。