ピンクの外壁に青いひさし。扉を開けると、水色の内装が目を引く。カフェやバーと見まがうようなうどん店が昨年8月、ユニオン通りにオープンした。
特長は豊富な調味料。独自にブレンドした七味唐辛子や、昆布にカツオ、ニンニクを入れた酢など、こだわりの品が並ぶ。
定番メニューの一つ、「かまたまうどん(850円)」を注文した。こしのある平打ち麺に甘辛いスープが絡み合う。具は豚肉と鶏肉のそぼろに炒めたタマネギ、削りかまぼこに天かすと盛りだくさん。七味とハーブスパイスで少しずつ変化をつけながら味わうのも楽しい。
サイドメニュー「肉寿司(すし)(400円)」は、那須高原牛を少しあぶってレアでいただく。肉のうまみが口いっぱいに広がり、あっという間に完食してしまった。
子ども食堂を開催し、小学5年から中学3年の子どもたちに「うどん(小)」を無償提供。カクテルなどお酒のメニューもある。店長の平戸咲希(ひらどさき)さん(27)は「誰もが気軽に足を運べる店にしたい」と思いを語る。
2週間から1カ月ほどで内容が替わる「今日のうどん」を楽しみに訪れる常連客も多いとか。どんなうどんが食べられるのか。また扉を開けるのが楽しみだ。
◆メモ 宇都宮市伝馬町2の20▽営業時間 午前7時~午後8時▽定休日 水曜▽(問)080・5069・0876