スピード成年男子5000メートル決勝を3位で終え、コーチ陣のねぎらいにガッツポーズで応える本県の小川=YSアリーナ八戸

 特別国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会「未来へつなぐ八戸国体」第6日は2日、青森県八戸市のYSアリーナ八戸ほかで各競技を行い、スピード成年男子5000メートルの小川拓朗(おがわたくろう)(県連盟)が6分27秒01で3位に入り、前日の1500メートルに続いて表彰台に乗った。成年女子1000メートルの上鹿渡双葉(かみかどふたば)(ジョイフィット栃木)は4位入賞した。

 アイスホッケーの少年準々決勝は本県が宮城を3-1で下し、準優勝した2019年釧路国体以来4年ぶりの4強入り。第1ピリオド(P)7分9秒にFW塩原陸生(しおばらりく)が先制。1-1で迎えた第3Pは3分30秒にFW極檀友勢(ごくだんゆうせい)、16分49秒にFW斎藤陽大(さいとうはるき)が決めて突き放した。

 成年の本県は2回戦で埼玉に3-5で逆転負けを喫し、8強入りはならなかった。2-1で迎えた第3P開始直後にFW清水朝陽(しみずあさひ)がリバウンドを詰めて追加点を挙げたが、5分以降に連続失点で逆転を許した。

 少年の準決勝は4日午前9時から、同市のテクノルアイスパーク八戸で北海道と対戦する。

切り替えた作戦奏功 小川

 連日の表彰台で、本県スピード勢のエースとしての役割を果たした。成年男子5000メートルの小川拓朗(おがわたくろう)(県連盟)は1500メートルに続き3位。「力を出し切れて充実感が強い。楽しく滑れた」と完全燃焼で国体を締めくくった。