【茂木】県内外の熱気球愛好者が集まり茂木周辺の空を飛ぶ「茂木飛行会」が5日開催され、澄みきった快晴の青空をカラフルな熱気球が彩った。
飛行会は、1998〜2014年にモビリティリゾートもてぎ(MRM)で華やかに行われた国際競技大会を忘れないとの思いを胸に有志が続けている。
この日は昨年12月に続く今季第2回の飛行会の2日目。初日に並松運動公園から市貝、益子方面に飛んだのに続き、離陸場所をMRMに移して10機が茨城県笠間市方面を目指した。
オレンジのガスバーナーが熱気を気球に吹き込むと、高さ約20メートルもある気球が徐々に膨らみ、午前7時過ぎの氷点下の寒気の中、次々に飛び立った。北風を受け約1時間で笠間市周辺に全機が無事に着陸した。
パイロットの茨城県つくば市花園、団体職員高島工(たかしまたくみ)さん(54)は「富士山も見えた。爽快なフライトでした」と満足そうに話した。