前半12分、佐野日大の成田(左から2人目)が突破を図る=県グリーンスタジアム

優勝した佐野日大

前半12分、佐野日大の成田(左から2人目)が突破を図る=県グリーンスタジアム 優勝した佐野日大

 県高校新人サッカーは5日、県グリーンスタジアムで決勝を行った。佐野日大が宇都宮工に1-0で勝ち、2020年の前回大会に続き14度目の優勝を飾った。

 佐野日大は前半38分、左サイドを突破したMF坂本勇(さかもとゆう)のクロスからゴール前の混戦となり、こぼれ球をMF小田智輝(おだともき)が右足でゴール右に決めた。後半も両サイドを起点に攻め、シュート数は17-3と圧倒した。

 41大会ぶりに決勝に進んだ宇都宮工は後半14分、左CKをFW浅田颯冶(あさだそうや)が頭で合わせるなどゴールに迫ったが、相手の堅い守備を崩せなかった。

新チームでも強さ健在

 冬の全国選手権8強の強さは、新体制になっても健在だ。佐野日大が2020年の前回大会に続き2連覇。ゲームキャプテンのMF福田一樹(ふくだいつき)は「勝とうする意志が全員から出ていた」と気概にあふれた戦いぶりを満足げに振り返った。