【小山】絹義務教育学校で6日、8年生26人が本場結城紬(つむぎ)の着物を着て着心地を体感した。伝統文化を学ぶ「ふるさと学習」の一環。
上石塚の清水学園・福田和裁着付教室の福田悟子(ふくだのりこ)室長と着付けボランティア12人が着付けを担当した。生徒たちはじゅばんの上に着物をまとい、裾丈と襟を合わせて帯を巻いた。
30分ほどで着付けが終わると生徒同士で出来栄えを見せ合い、福田さんから着物での歩き方や座り方などの所作を学んだ。
湯本来南(ゆもとらな)さん(14)は「普段着る浴衣とは肌触りが違い、つるつるして気持ちいい」と笑顔を見せた。福田さんは「生徒は着慣れていないので帯を締める際きつそうにしていたが、うれしそうに着ていて良かった」と目を細めた。