【佐野】市は13日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比3・5%増の524億7千万円で、過去最大の規模となった。二酸化炭素排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル(CN)に向けた取り組みや防災減災、国土強靱(きょうじん)化のための河川改良事業などに重点を置いた。金子裕(かねこゆたか)市長は「20年後、30年後を見据えた市の仕組み作りを着実に進めていく」と述べた。

 カーボンニュートラルの取り組みには計2億5600万円を盛り込んだ。このうち1億7千万円は、市内の道路や都市公園などの照明などを発光ダイオード(LED)に付け替えるLED照明整備事業に充てる。