うどんのような太麺はボリューム満点。つけだれから立ち上る煮干しの香りがたまらない。「試作を重ねてできました。材料も工夫し丁寧に作っています」。厨房(ちゅうぼう)に立つ吉田学(よしだまなぶ)さん(53)、増田哲也(ますだてつや)さん(49)お薦めの「煮干しつけ麺 全部入り」(1400円)だ。

 店は2021年にオープン。中華そばを掲げてきたが、煮干しに魅了され「煮干し系」の専門店として10日、リニューアルした。スープには4種類の煮干しと比内地鶏の鶏油を使用。かえしのしょうゆも煮干しラーメンに合うものをブレンドしている。

 煮干し同様、こだわったという太麺は、2種類の小麦を独自に配合した自家製麺。もちもちして食べ応えがあり、タマネギがアクセントになったつけだれとよく合う。県産ブランド豚などの3種類のチャーシューや那須御養卵の味玉子などがトッピングされ、盛りだくさんだ。

 吉田さんの「煮干し好きも苦手な人も満足できるものを目指しました」という言葉も納得の一杯。メニューには他に細麺の「煮干し中華そば」などもある。ぜひ、続けて試したい。

◆メモ 宇都宮市中央5の1の36第2伊香保ビル▽営業時間 午前11時~午後2時半、午後5~9時(スープがなくなり次第終了)▽定休日 月、火曜▽(問)080・2788・9530