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メタバースを活用して開催されたとちぎ就活フェア=22日午後、下野新聞社

 2024年3月卒業予定の学生に栃木県内の企業の情報を発信する「2024とちぎ就活フェア オンライン」(下野新聞社主催)が22日、メタバース(仮想空間)で開催された。メタバースを使った同就活フェアの開催は初めて。県内外の学生約50人が参加した。

 企業の担当者と学生は、各自のアバター(分身)を操作しながら会話する。通常のオンラインでの説明会などと比べ、学生はメタバースを動き回りながら企業を訪問できるため臨場感が増し、意思疎通も図りやすいなどのメリットがある。

 今回は、県内の金融機関、商社、自治体など計23社・団体が参加した。学生は各自が選択したアバターを動かしながら、企業別に設けられた部屋を自由に訪れ、業務の説明を受けたり、質問したりした。

 福島大人間発達文化学類3年増淵愛(ますぶちあい)さん(22)は「対面と変わらない感覚で説明を聞くことができた。いろいろな事を知ることができてよかった」と話した。