栃木県内の議会で進む議員の定数削減。立候補者数が定数に満たず無投票当選が各地で相次ぐ中、削減を「妥当」とする意見がある一方、合併で編入された小規模地区からは、地域の声が行政に届きづらくなることへの懸念の声が上がる。
「投票で町民の意思が反映できるよう選挙戦になってほしい」。4月に改選を迎える益子町議会。同町、加藤義勝(かとうよしまさ)さん(77)は期待を込める。
今回の選挙から定数は16から14に削減。きっかけは、24年ぶりに無投票となった2019年の前回選挙だった。「これでは民意が反映されない」と、自治会長連絡協議会長だった加藤さんらが同年末に要望書を町議会に提出。議論の末、昨年3月に削減が議決された。
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