4月投開票の県議選に向け、共産党県委員会が現職以外の新たな候補者の擁立を断念したことが16日、分かった。同党からの立候補は宇都宮市・上三川町選挙区の現職1人のみとなる。 同委員会は、3選挙区以上に候補者を立て複数議席の獲得を目指すとしていた。県北は那須塩原市・那須町選挙区、県南は小山市・野木町選挙区などで擁立を模索したが、見送る判断となった。 同委員会の小林年治(こばやしとしはる)委員長は取材に対し「現職の選挙に一点集中する」と述べた。