野木町は今年1月で町制60周年を迎えた。町が誕生した1963年、JR野木駅も産声を上げた。野木歴史文化伝承会はこのほど、開業60周年を記念した講演会「鉄道史と野木駅」を町公民館で開き、町の発展に貢献してきた同駅の歩みを振り返った。
のぎまち史談会の松本圭司(まつもとけいじ)会長(75)が講師を務めた。開業前の駅周辺は広大な平地林で、当時の野木村が56年に停車場設置委員会を設置。国鉄に提出した陳情書によると、近くの古河、間々田両駅周辺に比べ産業の発達が遅れ、野菜の出荷にも支障が出ていたことなどを理由に駅の設置を求めたという。
残り:約 393文字/全文:668文字
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
登録済みの方はこちら
愛読者(併読)・フル(単独)プラン・スタンダードプランの方
ログインする