竣工式でテープカットする関係者ら

 【鹿沼】新しい西大芦コミュニティセンターの竣工(しゅんこう)式が19日、草久(くさぎゅう)の同センターで開かれ、佐藤信(さとうしん)市長や来賓、地域住民ら約60人が出席し完成を祝った。20日から運用する。

 旧西大芦小西側の旧センターは築50年と老朽化し、市が2021年から同校プール跡地で新センターの整備を進めてきた。

 新センターは木造平屋で延べ床面積約411平方メートル。窓口がある事務所のほか、大小二つの会議室や和室付きの打ち合わせ室、調理室などを備える。木材の大部分は市産のスギとヒノキを使用。駐車場から施設内までを段差なく行き来できるようバリアフリー化した。本体工事費は約2億2400万円。

 式典で佐藤市長は「コンパクトで機能的。西大芦の雰囲気に合った落ち着いた施設になった」とあいさつ。西大芦地区自治会協議会の上澤利行(うえさわとしゆき)会長(68)は「住民が明るく、楽しく生活していけるよう大いに活用したい」と話した。